強固な円高

なぜ今円高なのか

円高が定着している。外国為替市場の終値ペースでは、7月12日に1ドル=80円を割り込んだ後、70円台後半の円高が続いている。日本企業が新年度に入った4月1日時点と比較すると、円は対ドルで7.4%、対ユーロでは6.0%上昇した。高金利・資源国通貨として買われやすい豪ドルに対しても上かっている。

 

バークレイズ銀行は7月25日、1ヵ月先のドル・円レートの予想をそれまでの1ドル=80円から75円に修正した。東日本大震災直後の3月17日に海外市場で付けた戦後最高値(76円25銭)を更新する可能性も見込んでいるのである。3ヵ月先の予想も78円と80円割れを想定している。

 

日本の現状をみると、本来なら円安に向かってもおかしくない。GDP比で約200%に上る巨額の政府債務を抱え、近い将来には経常収支が赤字に転じる可能性もある。3月18日の日米欧の先進7が国(G7)により円売り・ドル買い協調介入後は、円安トレントに向かうと思われた。

 

実際、4月にかけてはUBSグループが顧客から受けた注文動向をみると、ヘッジファンドがドル売り・円買いポジションを縮小していた。シカゴーマーカンタイル取引所に上場されているIMM通貨先物の非商業部門(「投機筋」とされる)の建玉では円売りに傾いていた。機関投資家も、その資金フロー動向に詳しい外資系銀行の調査部にきくと、円売りがずっと続いていたという。ところがドルとユーロが抱える問題に焦点が当たり、市場での流動性が高い円か消去法的に買われることになった。

 

ではなぜここまで強固な円高がすすむのか次項でその理由を考えてみたい。

 

 

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